後山延命山地蔵院道仙寺奥之院山行
去る令和6年9月8日(日)、管長以下本山職員ならびに檀信徒有志が後山(うしろやま)延命山地蔵院道仙寺奥之院を参拝しました。
後山は、岡山県下最高峰にして、奈良の大峯山(おおみねさん)に対して「西大峯」と称される修験道の行場として知られる霊山です。
7世紀頃に修験道開祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ・役小角)が後山修験道を開いたとする伝承があります。
建長年間(1249~1255)に徹雲法印が道仙寺を建立すると、15世紀には多くの山伏が修行するようになったといいます。
安政2年(1855)に行者本堂(現在の奥之院)が再建され、明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)による修験道の廃止といった苦難を乗り越え、現在も多くの修験者が修行されています。
毎年9月7・8日には奥之院と護摩堂で柴燈大護摩法要が厳修されており、当山も毎年9月8日には奥之院を参拝致しております。
当日は本山を午前4時に出発し、午前6時からおよそ2時間かけて奥之院への山行を修行し、奥之院にて御法楽を致しました。