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後山延命山地蔵院道仙寺奥之院山行

2024年9月15日

令和6年9月8日(日)管長以下本山職員と檀信徒有志による後山(うしろやま)延命山地蔵院道仙寺奥之院山行を修行しました。

後山は、岡山県最高峰にして、奈良の大峯山(おおみねさん)に対し「西大峰」と古くから修験道の行場として知られております。7世紀頃、修験道の開祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ、役小角)が後山修験道を開いたと伝承されております。
建長年間(1249~1255)に徹雲法印が延命山地蔵院道仙寺を建立し、15世紀になると後山一帯に多くの山伏が修行に訪れるようになりました。

安政2年(1855)には行者本堂(奥之院)が再建され、明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)による修験道の廃止といった苦難を乗り越え、今も中国地方有数の霊山としてその名を留めています。

毎年、9月7・8日には奥之院と護摩堂(女人堂)で紫燈大護摩法要が盛大に行われており、当山としては開山以来奥之院への参拝を行っております。

当日は午前4時本山を出発し、午前6時から道仙寺およそ2時間かけて奥之院に着き、御法楽を致しました。